LA4日目

日曜日。
アートフェア最終日だが、搬出作業開始まで自由時間を頂いた。
作家5名でロサンゼルスカウンティ美術館、通称LACMA(ラクマ)に行くことにした。
LACMAは西海岸最大の美術館。
ほんとそのデカさに驚いた。

「ピカソとディエゴ・リベラ」と「アフリカンアート」の企画展が面白かった。
特にアフリカンアートのほうは激しく心揺さぶられた。

常設では僕の好きなクレーを見て、またピカソを見て、ジャコメッティを見て、抽象表現主義からポップアートを見て、古代エジプトやルネサンスの美術を見て圧倒された。
圧倒されまくった後に日本館で子供の落書きのような白隠の茶碗の絵を見た瞬間、重たいものから軽いものへの急激な落差に思わず笑ってしまった。

時間が無くて全部回り切れなかったのは残念だが、とても良い時間を過ごせた。

LACMAの後はゲッフェン・コンテンポラリーに向かった。
カール・アンドレのインスタレーションをやっていた。
二日前にBLUM&POEというギャラリーで菅木志雄展を見ていたので「ミニマルアート」から「もの派」への流れや対話のようなものを感じ面白かった。

これで今回の僕らのアートマラソンはゴールとなった。

そしてアートフェアの会場へ。
1時間ぐらいしてから搬出作業。
結局今回作品は売れなかったが、作品の注文が入りそうなので良かった。

夕飯はメキシコ料理。すごく美味しかった。

夕食後23時ぐらいにスーパーに行ってお土産を少し購入。
0時ぐらいにホテルに戻るとみんながラウンジで一杯やりながら僕の帰りを待っていてくれた。2時過ぎぐらいまで飲んだのかな。

ロサンゼルス最後の夜も楽しく過ごすことが出来た。

皆さんに感謝。

・・ちなみにテンション高めで部屋に戻った僕らは、隣の部屋から「うるせー」とクレームの電話を入れられてしまった。

お隣さんすみませんでした。

画面中央の雲の下ぐらいに薄っすらとHOLLY WOODの看板。   ・・見えねぇか。
画面中央の雲の下ぐらいに薄っすらとHOLLY WOODの看板。 ・・見えねぇか。