脳みそと手

幼稚園児だった時の記憶が3つある。


3つもあるのか3つしかないのかは分からないが、とにかく3つある。


1つ目、遊園地などにあってお金を入れると音楽が鳴って動き出すパンダに似せた乗り物、

あれがとにかく恐ろしかった。

不気味なものにしか見えなくて号泣したのを覚えている。


2つ目、夜寝ている時に裸の女性の夢をみた。彼女のほうに行きたくなったけど

行っちゃいけないような気がした。目が覚めると隣りで母親が寝ていた。

自分はとてもいけないことをしたのではとドキドキしたのを覚えている。


3つ目、バスに乗って幼稚園から帰宅し玄関に上がる度に、

なんだか無性にイライラし、あーーっ!、もう!いいーーっ!となって

その場で寝転びビービー泣いていたのを覚えている。


僕の脳みそはなんでこんな記憶を残しておくのだろうかと、たまに不思議に思う。


そして、なんでこんな記憶をわざわざブログに残そうとするのか、今この瞬間が不思議だ。


今、僕の脳みそは迷ってる。


でも、僕の手はどんどん動く。


それがなんだか面白い。