熱さと寒さ

昨日の仕事帰り、

「冬場に風邪を予防するには、全部の首を出さないようにするといい。」

と昔ラジオで聞いたことを思い出した。

 

全部の首とは、頭にくっ付いてる首、手首、そして足首。

そこから冷えるらしいのだ。

 

暑がりの僕は、全部の首を出せば涼しさを感じるではないか、

と至極当然のことを思った。

 

首も手首も出ている。残りは足首だけだ。

 

 

そして短い靴下を買った。

 

くるぶしを隠すタイプは昔2、3足買ったことがあるので、

今回はより大胆に、くるぶしを出すタイプにした。

ぱっと見が、素足に革靴野郎になれると思うと少しワクワクもした。

 

今日の通勤時は涼しさを感じて最高だった。

職場に着きイスに腰を下ろすと更に気持ちが良かった。

ズボンの裾が15センチほど上がり、

露わになった僕の足首を冷気が包み込んだ。

 

買って正解だと思った。

 

 

そして、それから3時間後。

 

・・・。

 

僕は、具合が悪くなった。

 

昼飯を食べた直後からだんだん寒気を感じてきたのだ。

 

仕事を終え、帰宅途中に更に具合が悪くなった。

 

こりゃ熱があるなと思った。

 

 

今の熱は、38.8度。

首を隠すため長袖のTシャツに長い靴下を履いている。

 

短い靴下は洗濯カゴに投げ入れた。

 

今日僕は、ほんの少しの涼しさを求めた結果、

激しい熱と、激しい寒さを手に入れてしまった。

 

トラウマになりそうだ。

 

 

それにしても、

僕は小さい時から具合が悪くなるとカップ麺が食べたくなる。

 

そして熱が出る度に

カップヌードル醤油味やUFOをせがみ、

親を困らせたことを思い出す。

 

 

僕は今、猛烈にペヤングが食べたい。

 

その前に、もう寝ます。