なるべくブログは更新し続けようと思っているのだが、
例によって「PC立ち上げ面倒臭い病」を発症し、
億劫で億劫で1週間以上もサボってしまった。
このたわ言を楽しみにして頂いている皆さん、すいませんでした。
さてさて。
今日は仕事帰りに伊藤香奈さんの展覧会を見に
銀座のギャラリーゴトウへ行ってきた。
その会場へ向かう途中、
別のギャラリーの看板の抽象画に強く惹き付けられた。
看板にはギャラリーアート・ロベと書いてあった。
入ったことがないギャラリーで、ビルの4階。
一瞬躊躇したが、心の声が行けというので、それに従った。
入って正解だった。
僕が惹かれた作品はスペインの作家ヒネス・セラン-パガンさんのものだった。
軽過ぎず重過ぎず、静かに熱く問う感じ。と言えばいいのだろうか。
そして単純にカッコいいなと思えた。
作家さんはいなかったが、気さくなギャラリーのオーナーさんが
色々と彼について教えて下さった。
画家で詩人で社会人類学者であるヒネスさんの作品は、
インディアン問題をテーマにしているものが多いらしい。
ちょうど、ル・クルジオの「悪魔祓い」を読み終えたばかりの僕は
インディアンの話を聞いて、ますます作家さんに興味を抱いた。
次回来日した際には、連絡して下さるとのことで嬉しかった。
それと、ヒネスさんの言葉も良かったので、詩集を買いたいと言ったら、
この本は、若い人にはきっと勉強になるからと500円おまけしてくれた。
実年齢より若く見られる僕は、こういう時たまに得をする(笑)
帰る間際に「やり続ければ夢は叶うから、描き続けなさい。」と言われた。
無責任なそういう言葉、大好きだ。
強烈な、言葉の魔法。
自分より倍は生きてるであろう人に言われると、なんだか余計に納得してしまうのだ。
そしてご機嫌で、伊藤香奈さんの展覧会へお邪魔した。
伊藤さんとは昨年グループ展で知り合った。
ほわほわしているけど、とても芯が強い作家さんだ。
作品もそんな感じで、ほわほわ可愛いけど根がしっかりしていて素敵だ。
ガンガン作品も発表していて、すげぇなと思ってしまう。
http://www.gallery-goto.com/artists/ito_kana/
(福岡県の方お楽しみに!)
で、ご機嫌なままギャラリーを出て、
今度は、金子健太郎君が参加しているグループ展を見に
四谷にあるアートコンプレックスセンターに行った。
金子君とは10年ぐらい前に知り合った。
同い年で、お互いコツコツしぶとく発表し続けてる戦友だ。
タイミングがなかなか合わず、作品を見るのは久しぶりだった。
主にペン画をやってる作家だが、
最近は「からくり人形」にハマっているらしい。
からくり人形の作品は初めて見たのだが、
怖さ、気持ち悪さに加え、可愛さみたいのもグッと出てきた感じで、良かった。
金子ワールドが、より広がってるなと思った。
http://homepage3.nifty.com/urotanke/index.htm
アートコンプレックスセンターもご機嫌で出た僕は、
え〜い、今日は飲みに行ってしまえと思い、
最近行きつけの池袋の焼鳥屋へ、一人で入った。
安くて、美味くて、きれいな良いお店。
人生で2冊目のシェークスピア、「リア王」を読みながら砂肝をかじった。
なんだか今日はたくさん元気をもらった気がした。
・・・それにしても久々のブログで、
やたらと長い、偉そうな文章を書いてしまった。
いや〜、すいませんね(笑)
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