元仮面ライダー

ふてくされ防止のために昨晩5点分の地作りをしておいた。

午前中から作業を始める。

途中であぁこりゃまた失敗かと思ったが

今日は余裕があるのでもっと行ってやれと気軽に一歩踏み込んだ。

そしたら面白いのが出来た。

こういう時が一番気分がいい。

どこまでいったら駄目になるのか知りたくて仕方がない。

技術的にも精神的にも。

しっかり理解出来れば同じ失敗は繰り返さないから。

 

話は少し変わるが2週間ほど前に見に行った

「難波田史男の15年」の展示が僕の心を捕えて離さない。

太陽が消えることを望みながらも激しく太陽を求める彼の生き方、

線、色、言葉が強烈に心を刺激した。

「絵は言葉と同じ言語を使う」と言った彼の言葉がすごく理解出来る気がする。

 

だけど死んじまったらそれで終わりだ。

昔は短い人生を激しく疾走する生き方に憧れたが、

今はそこに憧れはない。

じいさんになっても描き続ける生き方に勇気と希望を感じる。

 

そういえばこの前バッタの足みたいな眉毛が

両眉毛から一本ずつ生えていてびっくりした。

太いし堅いし寝かせつけようとしてもぴょ~んと飛び出すやつ。

完全にじいさんの眉毛だ。

痛かったが抜いた。

勇気と希望は感じてもまだじいさんにはなりたくないのだ。